お久しぶりです。しらみずカエです。
前回に引き続き背景のある構図に挑んでいるですが…、正直背伸びし過ぎました。無理でした。ドラクエで船を手に入れた途端、遠い海まで行ってしまった気分ですw では今回の作業内容を載せていきます。(画像が多いので少し小さめでやります)
1.風景から仕上げる
前回の失敗から学び、背景から仕上げていきます。ゼロから描き始めているのでアイレベルの角度、消失点の位置も若干変えてますが基本斜め構図の不安定さでライブ感を演出します。照明を適当に描いてますが、どうせ後でボカすのでどうでもいいですw(本当にいいのか?)
ボカすことによって照明の光源が暗くなってしまったので、この「背景レイヤー」の上に「光源レイヤー」として加算設定のレイヤーで明るい色を発光させてみました。(私はクリスタ使いではないので、クリスタだとちょっとやり方違うかな?)
まあ、ここまでは順調でしたが…
2.人物を描いていく
ゼロから描き直しているので、もちろんアタリから描き直さなくてはいけないのですが、ここで難関にぶつかります。アイレベル・消失点を描き直した時にパース線をかなり奥行きがあるように描いてしまっていたので、ステージ上のミクの立ち位置も難しくなり、絵の焦点が合わせづらくなってしまったのです!
試行錯誤して構図を変えてみたりしたのですが、しっくり来ない…。何回も何回も描き直すのですが、ついに…
自分の限界を感じ、上手くいかないストレスから作品を投げ出すw
とりあえず気分転換に今スゴく気になっているイラストレーターさんの絵を模写る。そこでちょっと髪の躍動感を学びました。
前回のアタリを修正して再利用しようと思い、再びトライ!(前回のアタリは前回をご参照ください)
前回のミクのアタリは、アオリが足りなかったので修正。髪を大きく振り乱す様がライブっぽく表現できたかな〜と思います。お客さんも少し増やして奥行きを出せるようにしました。
さあ!ここからは、また厚塗りに挑戦です!以前、厚塗りは今の自分には合わないと言っていましたが、訳があります。それは後ほど。
で、ここでまたしても限界の壁にぶつかります。
3.色塗り
照明はピンクっぽい感じにしようと思ったのですが…、ここで頭が混乱します。
ステージ照明は、様々な角度から演者を当てるんですよ。バック・トップ・フロント…横もあります。また、演者を遠くから狙うピンスポットというのもあるんです。ピンスポットは基本真っ白です。ここまではステージ照明のスタンダード。で、あと光の三原色って知ってますよね?白になるには3色組み合わせなきゃいけないんです。
この条件が重なった時、果たして何処にどの色の影がどのぐらいあって、どう表現すれば良いのだろう…。試行錯誤して色塗りすることになったので、厚塗りにしました。一枚のレイヤーに何度も何度も色を重ねては直しての繰り返し。色塗りに何時間もかけた結果…
限界。崩れました。ライブの様子を描くなんて初心者が手を出していい構図じゃなかった…。
しかし、ここまで作ってきたので最後までやり切ります。
観客も入れて手前と奥にボカシを、中央の客は動きを表現するのにブラシ「指先」で縦方向のボカシにしました。ここでもうひと手間。
ホール内は照明を見せる為にスモークを焚いています。あの濁った空気を表現するのに、ザラザラのテクスチャを加えました。一応、完成です。…お疲れ、私…。
【まとめ】
今回、不甲斐なく心が折れてしまいました…。何度も何度も「辞めてしまおう、次の描きたいものを描こう」と思いましたが、「こんな絵でも見てくれてる人がいるんだよな〜」と思うと、最後まで描こうという気持ちになれました。観に来てくださった皆様、ありがとうございます。ブログで絵を描けて良かったな〜と思いました。(最終回ではないです)
今回の反省点は次回の自己添削で徹底していきます。
その前に今回特に自分が気になったのが、とにかく顔が良くないw 描いててガッカリするw
背景も大事ですが、キャラクターに力を注ぎたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。